冷浸法(アンフルラージュ)

求めたものは古代の芳醇な香り

昔々、花々の香りを溜め香水を作るために用いられていた冷浸法(アンフルラージュ)と言う手法をご存知でしょうか?

この手法は主にジャスミンやチューベローズに使われていましたが、手間とコストが掛かりすぎていたため、現在ではほとんど用いられていません。この植物から香りと効果を得る冷浸法による芳香油の製造法は、数百年前はヨーロッパで主流の方法でした。当時はラード等の動物油が使用されたため、保存性が悪くまた油の精製技術も未熟で、薫り高い芳香油は極めて貴重なものでした。

中世に蒸留法が確立され、少量で強い香りを放つ精油が登場し、近代になって産業として効率を求める結果、手間がかかりすぎる冷浸法は次第に芳香油の表舞台から遠ざかっていきました。

ハーブ研究所スパールでは、今の高い油精製技術から作られた多種多様な植物油を検証した結果、最も安定性があり香りを引き出し肌に馴染みやすく浸透性に優れたものとして、冷浸法による芳香油を選定しました。

さらにハーブ研究所スパールでは、数年をかけ無農薬の自家栽培によるハーブで最も効果的な収穫時期と処理法を模索した結果、ハーブの葉、花、茎のすべてを冷浸法で抽出した、更に進化した極上のオイルが誕生いたしました。

古くて手間の掛かるスローなこの方法が、今一番画期的な新しい方法として見直される時代になったと言えるかもしれません。

商品名:「ユイルアンティーク」

お顔の美容液としても使えるボディトリートメント用オイルの誕生です。

アロママッサージにも、化粧品のベースとしても使えるようにしました。そのままお使いいただいても、ベースオイルで希釈しても使えます。

精油ではないので、安心・安全で穏やかな効果が得られます。

※冷浸法(アンフルラージュ)は、植物に備わるエネルギーをその植物のもつペースで、ゆっくり静かにオイルに染み出させる方法です。だから従来の温熱法では得られなかった繊細なパワーの恩恵もそのまま瓶に詰め込むことができます。

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